【オンライン講座】第5回「水中遺跡と水中考古学の世界」前編(木村淳)
- 海洋文化遺産プロジェクト事務局

- 9月21日
- 読了時間: 2分
更新日:9月25日
「海洋文化遺産プロジェクト・オンライン講座」へようこそ!
このオンライン講座は神戸大学・海洋文化遺産プロジェクトに所属する先生、さらには有識者をゲストに迎え、(水中)考古学、歴史、法律、遺跡や海洋文化遺産のトレンドまで幅広いジャンルを共に学んでいきます。海洋文化遺産プロジェクト・オンライン講座、第5回目となる今回は、東海大学 人文学部人文学科 准教授、木村淳先生による「水中遺跡と水中考古学の世界」(前編)です。
世界各地では、沈んだ船の遺跡を始め、様々な水中遺跡が発見されてきた。日本においても、海底で発見される陶磁器が海揚りとして早くから報告されてきた。一般の目には触れ難いこれらの水中遺跡は、研究者や研究機関らにどのように調査されてきたのか、その概要を見てみましょう。
前半の今回は、瀬戸内海水底の海揚り陶磁器の話から、和歌山県加太紀淡海峡、友ヶ島沖の水中遺跡である沖ノ島北方海底遺跡、北欧の獅子、グスタフ2世アドルフによって建造されたスウェーデン、ヴァーサ王朝の軍艦ヴァーサ号、ヘルメット潜水からアクアラング、スキューバ式潜水の開発から始まる”水中考古学の本当の始まり”と言われる時代とは?さらに、世界最初の国立の水中遺跡研究機関や法律、水中遺跡が条文化された国際合意についてお話しします。
ぜひご覧ください。
<オフィシャルホームページ>
・神戸大学・海洋文化遺産プロジェクト
<講師略歴>
木村淳(KIMURA Jun)
東海大学 人文学部人文学科 准教授
文化庁水中遺跡調査検討委員会 有識者委員
イコモス(ICOMOS/国際記念物遺跡会議)国際水中文化遺産委員会 運営委員
ルーヴェン・カトリック大学 特別客員講師
マードック大学インド太平洋研究所 客員フェロー
神戸大学 リサーチフェロー
1979年生まれ。
西オーストラリア・マードック大学アジア研究所、シカゴ・フィールド自然史博物館を経て、2015年4月から現職。 主な著書に『Archaeology of East Asian Shipbuilding』『海洋考古学入門:方法と実践』『図説 世界の水中遺跡』アジア船舶考古学、海上シルクルート交易、マニラ・ガレオン交易等の関連研究業績多数。水中考古学者として、ウンブキ水没洞窟遺跡、桧原宿湖底遺跡など調査ほか、水中文化遺産専門家として、国連ユネスコに助言を行う。

コメント