【兵庫チーム】福泊ビーチコーミング調査レポート|積まれた石の謎に迫る!
- 兵庫海洋文化遺産プロジェクト

- 7月12日
- 読了時間: 4分

こんにちは。兵庫チームののれんにゆきです。
今回は、以前から調査を行っている福泊をビーチコーミングしてきたので報告です!!
◉日時:6月22日(日)
◉参加者:どっちゃん、みずぽりん、しょーちゃん、はるか、のれんにゆき
今回初めて兵庫チーム全員が集結しました😍
◉見守り:福泊自治会の山﨑副会長(いつも差し入れありがとうございます✨)、
しょーちゃんのお母さん(いつも写真撮影助かっています✨)
▶前回までのあらすじ
・第1回目調査/1月26日:水中ドローン、360度カメラで水中撮影
・第2回目調査/2月25日:空中ドローン、360度カメラによる撮影
・第3回目調査/2月27日:360度カメラによる撮影
・第4回目調査/5月18日:ダイビングによる調査
・第5回目調査/6月16日:360度カメラによる撮影(周囲)
▶今回の調査
調査場所は以前から現地調査を行っている福泊。
潮が引いている時間にビーチコーミングを行いました。
▶調査の目的
・構造物がどんな構造になっているか
・沈められている石にどんな形の“矢穴”がついているか
※矢穴とは:石を割るために使われた技術の一つで、石ににノミで穴を開け、矢を打ち込み、ハンマーで叩いて石を割る方法。この時にできる穴が「矢穴」と呼ばれます。
・石の隙間に手掛かりになるものがないか(当時の陶磁器の欠片や経石があれば嬉しい)などなど
▶スケジュール
・12:00 集合
・12:00~12:30 準備、どっちゃんから調査の流れについて説明
・12:30 調査開始〜約2時間調査を行いました
★当日は13:29が干潮でした。

木村先生にアドバイスいただいていた方法で、
一列になって一定方向に進むラインサーチを行いました。
携帯GPSの位置情報記録も試みましたが、明確な位置情報は取れませんでした。


▶分かったこと
・構造物の周りは崩れないように石が積まれていた。
・矢穴は形状から比較的新しいものと古そうなものが混じっていた。
・石は小さめのものがベースに積まれており、大きい石が上から置かれているような構造になっていた。
・大きい石には円形で太目の矢穴が見られた。
・陶磁器や経石は見つからなかった。
という感じでした!

真面目に調べるときはしっかり調べつつ、大きな石を動かそうと頑張ってみたり、ヤドカリを発見したり、山﨑さんから差し入れていただいた冷やし鯛焼きを味わいながら、ワイワイと楽しく調査しました♩
次回の定例ミーティングでは木村先生にも見解を聞きながら、撮影した写真や動画を基に調査をしつつ、
そろそろ9月の発表に向けての話も具体的にしていきたいなという話になっています!
▶感想
初めてのビーチコーミング。
みんなで一緒に調査出来るのもあってとてもワクワクしました!
調査場所に降りるためには柵を乗り越えテトラポットを降りていくのですが、
隙間があって最初はちょっと怖かったですが、何故か子ども時代に好きだったアスレチックを思い出しました。
ビーチコーミングをした場所は現地の方々がアサリを取りに来られるスポットだそうで、
私もいくつかアサリを見つけることが出来ました。
ヤドカリや小さい魚などの生き物もたくさんいて楽しく調査が出来ました。
構造物については、小さい石が積まれている上に後から大きい石が置かれたのではないかということで、
大きい石を動かしたかったですが1ミリも動かず…
改めて、重い石をたくさん運んできて積んでいく大変さを凄いと思いましたし、
何故このような構造物を作ったのか、いつ作られたのか、謎を解明したいという思いが強くなりました。
9月までにもう少し具体的なことが分かればいいなと思います。
以上、のれんにゆきでした!




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