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【兵庫チーム】福泊調査報告!ついにダイビング!!


こんにちは。兵庫チームののれんにゆきです。

今回は、以前から調査を行っている福泊をついに潜水調査してきたので報告です!!


◉日時:5月18日(日)

◉参加者:担任 木村先生

     メンバー どっちゃん、みずぽりん、しょーちゃん、のれんにゆき

◉サポート:大野城心のふるさと館の赤司館長、大阪府立弥生文化博物館の禰宜田館長

◉見守り:福泊自治会の山﨑副会長(いつも差し入れありがとうございます✨)、

     たつの市立埋蔵文化財センターの義則館長、しょーちゃんのお母さん

▶前回までのあらすじ

・第1回目調査/1月26日:水中ドローン、360度カメラで水中撮影

・第2回目調査/2月25日:空中ドローン、360度カメラによる撮影

・第3回目調査/2月27日:360度カメラによる撮影


▶今回の調査

調査場所は以前も現地調査を行った福泊。

木村先生とみずぽりんが潜水調査、どっちゃん、しょーちゃん、のれんにゆきがフロート・SUPに乗って水上から調査を行いました。


▶調査の目的

構造物の長さは約200m

・構造物がどんな構造になっているか

・作られた時代を特定するための何かがあるか

・港であれば船を泊めて荷物の上げ下ろしをしていたはずなので、石の隙間に手掛かりになるものがないか(当時の陶磁器があれば嬉しい)などを調べること


▶スケジュール

・12:00集合

・12:00~13:30 準備、木村先生から調査の流れについて説明

・13:30調査開始〜約2時間調査を行いました


天気予報は曇りでしたがとても良いお天気で暑いくらい☀️

バナナボートで遊ぶ子どもたちや釣りを楽しんでいる親子もいました!


みんなで準備をした後、どっちゃんが準備してくれていた全体像のパノラマ写真と手書きの描きおこし、時代別にまとめた資料を確認。

そして木村先生からスケジュールと説明を受けました!

みんなワクワクです😆



木村先生とみずぽりんは潜水、どっちゃん、しょーちゃん、のれんにゆきは赤司先生と一緒にフロートに乗って水上から調査開始!


海は穏やかでしたが、海の栄養が豊富な状態になっているようで2月に調査を行なった時よりも透明度は少し下がっていました。

水上からでもワカメがたくさん生えていて魚も発見できました〜🐟


潜水調査では防波堤12本目の柱の地点から90°に進んでいきました。



ここからは潜水してくれたみずぽりんが撮影してくれた写真とレポートです!


潜水開始すぐの様子

始めは、防波堤の10本目の柱を目印に、動き始めたが、水位がなさすぎて、動きづらく断念。

12本目の柱を目印にするくらいの距離感であれば、それなりの水位があるため、変更へ。


20m地点で、石が積まれているエリアに突入。


38mの印で写真を撮るように言われたのですが、なんだったんだろう・・・

確か木村先生は、ひたすら土を掘っていた気がする。


42mのところに、人によって作られただろうものを発見

形がくっきりしすぎている


94m タイヤの発見

徐々に目視できるように添付します  木村先生の手による砂の舞の威力です


帰りに見つけたテトラポット (98m)


調査の結果分かったこと(木村先生からの説明)


海底に沈む石の構造物は人口のものだった

・周囲に崩れないように石を乗せているようで、外周に縁取りをして重ねられていた。

・20m時点で掘ったところは何もなくて島のようになっている。土を海に入れてその上に石を乗せているのではないかと思われ、49m地点まで続いていた。

・島の切れ目に大きな石が入れられており、面取りした石も沈んでいた。どこかから切り出して持ってきた石と思われる。

・陶磁器はなかった。

・地層の切れ目で時代を判別することがあるが、今回地層の切れ目にタイヤが一つ落ちていた。タイヤはその地層と同じ古い時代のものかもしれない。

・今回は100mくらいまでしか調べられなかったが、98m地点に一つテトラポットが見つかったため、沖側に伸びている石の構造物はあまり古いものではない可能性がある

沖側に伸びている部分と浅い方の構造物(島の部分)は別物と思われ、島の部分は古いかもしれない。どちらももう少し調べないと分からない。

・今後はテトラポットの下の部分や周辺を調べた方が良い。



ということでした!


う~むむむ。。タイヤとテトラポットが出てきたのは残念でしたが…

木村先生が来てくださり、みずぽりんと潜水調査をしていただいて、色んなことが分かって良かったです。

次の調査は島の部分を重点的にですね!

次回ミーティングでみんなで情報共有して決めていきたいと思います😊



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