【神戸チーム】フィールドワーク~神戸港の歴史をさかのぼる~
- 神戸海洋文化遺産プロジェクト
- 7月18日
- 読了時間: 3分

先月のミーティングで提案された、調査対象に関係する現地訪問を実施しました。JR兵庫駅南部の「平清盛ゆかりの史跡」を暑さと戦いながら巡ってきました。
◉日時:2025年7月13日(日)9:00〜14:00
◉場所:神戸市営地下鉄海岸線中央市場前駅一帯
◉参加者:吉崎伸先生、あんとも、ばちゅこママ
◉行程:当初計画

①神戸市営地下鉄海岸線中央市場前駅改札集合(1番出口)
②大輪田泊の石椋
③来迎寺
④七宮神社
⑤恵林寺
⑥金光寺
⑦清盛塚
⑧兵庫津ミュージアム
途中、厳島神社、能福寺(兵庫大仏)、真光寺などにも寄り道しました。
以下、いくつかを紹介します。
大輪田泊の石椋


当日は大潮の満潮時で、兵庫運河の水面は道路に迫らんばかり。護岸建設は自然との戦いだと感じました。発見された20数個の巨石をどのように運んだのか?本当にこの時代の物なのか、信憑性はいかに?
来迎寺(築島寺)松王丸供養塔

供養塔の最上部は新たに作られた物、屋根状の反り返りは年代によって変化がありその時代の流行を反映している等、吉崎先生の解説を聞いて、なるほどと頷く神戸チームの2人でした。
七宮神社

平清盛直筆の掛け軸、高田屋嘉兵衛奉納の辰悦丸の模型船等の宝物は戦災により消失…残念。
金光寺

大輪田泊修築の際、平清盛が海から引き揚げたという金色に輝く12神将を連れた仏像が本尊の薬師如来の胎内仏として祀られているということですが、これらにはお目にかかれず残念。
能福寺(兵庫大仏) http://nofukuji.jp/


「平家物語」によると、平清盛の遺骨を京から運び、築島に埋葬したとされる人物がこの寺の住職だったと言われています。
真光寺

清盛塚


兵庫津ミュージアム

神戸の繁華街から離れていることもあり、日頃は来館者が少なめですが、たまたま無料開放日だったので賑わっていました。
◉記録者
ばちゅこママ
吉崎先生が同行してくださったことにより、石塔や土器などの年代による形状の変化についての説明を聞くことができ、大変勉強になりました。戦災や震災により歴史的価値の高いものが多く失われたことに改めて残念に思いました。
また、西国街道が東西に直線的にではなく大輪田泊に向かって南に「くの字」に折れている事で当時の人の動きを感じました。狭い範囲に寺社が数多く建っている事にも驚き、権力者だけでなく庶民の生活の基盤が寺社と深く関わっていたことが感じられました。




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