【神戸チーム】9月の発表を想定した今後の準備について議論
- 神戸海洋文化遺産プロジェクト
- 5月12日
- 読了時間: 2分

◉日時
2025年5月11日(土)19:00-20:05
◉開催方式
オンライン
◉参加者
吉崎先生、かまくら、ばちゅこママ、あんとも
中田先生、西川先生、戸村さん
◉議題
①進捗の報告
前回の対面でのミーティングの後、ファシリテーターの鎌倉さんが作成した発表の全体の組み立て(案)を基に、メンバーそれぞれの役割について検討。平安時代後期の院政期に離宮や寺社の建設で使用されていた技術が、当時の港の地盤改良技術にも活用されていたのではないかという点に着目する形で、それぞれが得意とするアプローチ方法で調査を進め、それらの結果を持ち寄って1つの成果とできるように調整中。
個別の具体的な調査については、テーマに関連しそうな資料を広く読んでいるところであるが、テーマに直結する資料を見つけるのに苦慮しており、アウトプットにまではつながっていないという状況。
②先生からの資料等に関するアドバイス
今回のテーマに関しては神戸市の「兵庫津遺跡第62次調査報告書」が参考になる。地盤に加え、地層に関しての報告も記載されている。
院政期の鳥羽離宮に関しては京都市埋蔵文化財研究所の鳥羽離宮跡発掘調査の第79次調査あたりが参考になる。
平清盛が寄進している蓮華王院(三十三間堂)に関しては、その創建の際の地盤の取り扱いについての情報も得られるため、地盤改良技術の比較対象の一つとなり得る。
考古学的なアプローチで進めるとすると、これまでの発掘で出ている成果を文献資料で確認し、参考文献を通じて周辺調査を調べればどのような遺構が出ているか分かってくる。
「兵庫北関入舩納帳」ではどこの、どのような規模の船が出入りしていたかについて確認することが可能。
◉今後の予定
報告会が9月13日(土)に実施されることが発表されたため、それまでにどこまで進めるかを意識しながら調査を続ける必要がある。メンバーとの対面でのミーティングの機会を早急に持ち、改めて進め方のすり合わせを行った上で、今回いただいたアドバイスを踏まえて各自で調査を行う。
◉議事録記録者
あんとも
これまで活動の報告がいつ頃になるのか、どのような形で準備すればいいのか見えていなかったのもあり、何を目標にどう調査を進めるかというところにも迷い、不安、焦りが入り混じっていましたが、報告会の日程が示されたことと、先生方からの具体的なアドバイスで何をするか少しずつクリアになってきたと思います。次の具体的なアクションにつながるよう、これまで以上に密にコミュニケーションを取って進めていきます。
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