【兵庫チーム】福泊最終調査!
- 兵庫海洋文化遺産プロジェクト

- 9月5日
- 読了時間: 3分
更新日:9月7日

参加者:木村先生、どっちゃん、のれんにゆき、みずぽりん、しょーちゃん、はるか
ご協力いただいた方々:自治会副会長山﨑様、しょーちゃんのお母さん
(いつも暖かいご支援本当にありがとうございます🙇♀️)
8月30日(土)5度目の現地調査、そして2度目となる潜水調査を行いました!
今回も木村先生、みずぽりんのお二人が潜ってくださいました!
★スケジュール
09:00 集合 小赤壁公園付近へ移動し準備
10:30 潜水調査開始
12:00 調査終了、片付け
13:00 昼食
14:00 結果共有、考察
★調査場所
福泊 八家地蔵の西側、河口付近のエリア テトラポット沿い
川の河口付近を調べることで、港の痕跡や陶磁器の欠片、当時の海岸線を特定する材料などがないかを探していきます。
★役割分担
木村先生・みずぽりん:潜水調査
どっちゃん:サップで周囲の警戒、ダイバーの吐く泡の確認、記録
のれんにゆき・しょーちゃん、はるか:フロートで周囲の警戒、ダイバーの吐く泡の確認、記録
★調査結果
調査は40分程度の予定でしたが、なんと1時間半も潜っていました!!
海岸沿いからテトラポット沿いに泳いで行って、八家地蔵の方面に沖まで出て調査をしました。
水中でテープメジャーを使用して距離を測っていきます。
まず木村先生&みずぽりんが見つけたのは、こちら!

なんと、昔の碇のようです!ただ、年代の古い碇はもっと胴体が太くて四角い断面をしているため、これは比較的現代のものだそうです。残念😭
砂の堆積+碇の自重で沈んでしまったこともあり、だいぶ砂に埋もれていました。
さらに探索を続けると、石積みの方にはこんな穴の空いた石が!

側面に人工的な凹みがあります。矢穴かな?と思いましたが、木村先生曰く、これはテトラの基礎となった石だろうとのこと。またもや昔の港の遺構ではなかったようです😔
その後も調査を続けましたが、それ以上めぼしいものは出ず…調査は終了となりました。
★考察
福泊自治会副会長山﨑様より、
・20年近く港の浚渫をしていないため、土砂の堆積もあるだろうとのこと
・テトラポット近くの石垣は昔からあること、昔港の工事をした時に色々出てきたが、廃棄してしまったものもあるだろうということ
をお伺いしました。もしかしたら何かあったかもしれませんが、砂に埋もれていたのかも💦
加えて、港に落ちていたものが海流によって時間が経つにつれ流されてしまい、ある一部の場所に溜まるということもあるようで、そういった様々な理由で、今回の調査では何も見つからなかったと考えられます。
また、テトラポットの下に積まれた大きい石も気になりましたが、古い石と新しい石の年代の判別というのは非常に難しく、特定できるものも見つかりませんでした。
でももしかしたら港の底にあるものが中世以前のものだった可能性もあると考えると、とてもワクワクしました!
今回の調査結果もあわせて、9月の発表に向けてそれぞれでまとめていきます。
発表まであと2週間…とても楽しみです!✨




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