【広島チーム】オンライン会議議事録(2025年6月)
- 広島海洋文化遺産プロジェクト
- 6月25日
- 読了時間: 2分

日時:2025年6月21日(土)
形式:オンライン会議
出席者:
— 木村先生
- やまだ56
- 煎茶
- 福島
議題①:川底からの遺物の考察と意義
- 川底に見られる陶磁器などの断片は「原爆による遺物」の可能性が高く、原位置を保っている点が重要である。
- 原爆の爆風で飛ばされた物や、当時の物流・積み荷による散布も想定され、遺物散布地としての意義がある。
- 歴史的意義があるかどうかの判断には、物品の摩耗状態や分布状況も参考となる。
議題②:今後の調査に向けた装備・準備と注意事項
- 川に入る場合、ゴム手袋、タワシ、滑り止め用の杖、持ち帰り用メッシュ袋などの装備が推奨された。
- 現地で発見した遺物は、写真を撮影して原位置を記録したうえで採集が可能。陶磁器の模様などから時代推定も可能。
- 川での作業は安全を最優先に行い、天候に注意する必要がある。
議題③:GIS活用と地図データの記録
- スマートフォンのGPS機能を活用し、撮影した遺物の位置情報をGoogle Earth上で管理・共有する方法が紹介された。
- 古地図との重ね合わせ表示には「ジオリファレンシング」の技術が有効であり、QGISなどのソフトウェアが利用できる。
- 調査時の記録をデータベース化し、視覚的に表示することで、歴史的背景や被災状況の理解が深まる。
議題④:今後の調査エリアと進行方針
- 9月の発表に向け、爆心地付近に調査エリアを集中させる方針。
- 時間とリソースの制約から、まずは爆心地エリアに注力し、余裕があれば比較対象(下流域)へ拡大する可能性も検討。
1945年8月6日から80年となる年です。当時を知る人々が減少するなかで、水中の遺物や構造物を通じて、歴史や当時の文化を伝える一助になればと考えています。その発信のために、まずは現地調査を頑張ります。
Comments