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【徳島チーム】佐々木ランディ先生と徳島チーム イン海陽町②地元歴史についてのお話会

inBetweenBluesに到着
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 私たちが活動を行い知り合った、那佐湾でカキの養殖事業をなさっている株式会社リブルの岩本さんが 

海陽町の『轟神社』の総代もつとめておられる。

そして、御縁で、もうお一人の総代である

海陽町で藍染めスタジオをされている永原レキさんからの提案で、 海陽町の歴史について、お話をしてくださることになった。


in Between Blues - 海陽町観光協会 https://share.google/mIPSWUmB8KsesPUOa



おふたりについての紹介が、轟神社のHPにあります。



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ドンザの説明

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 ーー 前日は、東京オリンピックのロゴマークをつくられた 野老(トコロ)さんの折鶴の活動もご一緒にされて平和祈念式典などで広島に足を運ばれたりしておられ、 私たちもそのお話を少し聞かせてもらった。ーーー



私たちが調べていたところからーー


那佐湾で、風待ちをしていた 長宗我部弥九郎を祀る神社について


 その弥九郎の霊は那佐湾に浮かぶ二子島に祀られていたが、今は近くの三島神社に合祭されているという。那佐湾の手前辺りの国道沿いにあるとのことで教えてくださる。


と、ここで

まつトミーは、NICKが、海陽町に着いたとのことで、 

一旦、お店を出て、お迎えに行きました。


戻ってきて

信仰からみえてくる、海洋の繋がりについて話してくださる。


『エビス信仰について』

日和佐のいざり、あぶ という土地はえびす信仰が多いという。


九州のうみと阿波のうみの繋がりについてーー



あまさん文化については、九州のカネザキから広まっていったといわれている。と

佐々木ランディ先生。



永原さんは、僕は博士など、もっていない。

という言葉。


個人でフィールドワークをしていて、みて、聞いて、知って学ばれただろうお話を聞いて、

私が思い出したのは、、


このプロジェクトの指揮をとってくださる中田先生を始め、佐々木ランディ先生や他先生かたのおはなし。


『水中の遺跡を発見するのは、市民や漁師』


すごく、貴重なお話を聞けたので、今回はできる限りの文面でお伝えしたい。



宗像大社と環境省が 主催者である

宗像国際環境会議 に登壇されている永原レキさん。

今年も呼ばれていて参加されるとのことで、


地方にいかなければ、みえないものを

教えてくださる。



阿波藍の繋がり。

忌部と海部(あまべ)の繋がりについて

海洋交易がかかせなかった。


熊本県天草 のウシブカ。

阿波藍商人が一部土地を全部買ってそこと毎年行き来があって、有明海とおって、久留米のほうに行き来の生業があった。

ウシブカにいくには

瀬戸内海をとおっていく。ここでとれたすぎ、藍玉をのせ、瀬戸内開門海峡こえて宗像へ。


藍商人が、大事にしてたのが

エビス信仰。と

ミズハノメ。

イツクシマヒメ。

ムナカタ三女神。

大日如来。

水、海、川の女神様の信仰。


神社や寺の総代をされている永原レキさんからみた、

人々の信仰についてーーー


そのなかでも、

気になるのは、

セオリツヒメ、ムナカタ、ミズハノメの神とう系と

エビス信仰。


エビス神、えべっさん、名前がいろいろあって、全国にあるが、中でも 徳島の南部で、えびすの名前を継承する家系が一番集中しているらしい。とのこと。


フナダマさん、ソミンショウライ信仰についても

なかでも、『竹ケ島』に多いらしい。


大国ぬし、大黒さん、えびすさん、かなめいしがまつられていて


カナメイシを守ってるのがえびすさん。



関東にもカナメイシの信仰が有名。千葉と茨城県の鹿島神宮と、

香取神宮。地震、津波をおさえる信仰。


海部にあるとこで、

『竹ケ島』というところがあり、竹ケ島はかしまと繋がっている。

カシマと、えびす、かなめいし信仰のすべてそろっているのが、竹ケ島にあるとの情報をくださる。


阿波藍商人が特に大切に信仰してたのがえびすさんで、キーワードにもなるのではないか。



竹ケ島、かんのうら、日和佐には、えびすさんがたくさんいる。



特に日和佐のいざり、あぶ。

行ってたらこんなのがみつかりましたよ。と

教えてくださる。

漁師さんがきてた『ドンザ』と呼ばれるもの。

千葉では『マイワイ』と呼ばれるもの。


藍染めで染めて、刺子、(糸で補強してデザインをつけること。)青森東北が有名。


佐々木ランディ先生『ドンザ、北のイメージが強いよね。北海道にもちょっとあるのかな』


関西でいうと、淡路島が一番おおい。

けど、県南にもあるとのこと。

ドンザは美波(ミナミ)町にもあるけど、クオリティは東北地方より低い。


ドンザについて一番よくしってるひとは

美波町の教育委員会のさかいさん。引退された80すぎたおじいちゃん。さかいさんが、

ドンザを集めてくれてる。日和佐からでてきてて、9着あるのだとか。

高齢だから、お話もなかなか、

もういなくなったら聞けない。漁師の息子さんで

生き字引のかた。


ドンザは

県南と全国の繋がりが表せる文化財なのでは。

交易があった証。

そこから、藍の繋がり。

ネットワークのひとつのきっかけが、ドンザではと。


昔から、物流でも

海洋の繋がりがあり、

漁師や船乗り、藍玉を運ぶ商人、阿波とかなり離れた東北でも海洋で、なにかしらの繋がりがあったのかもしれないと、 考えさせてもらいました。




また、日本書紀に登場する 鷲住王についても、

教えてくださる。

海部氏の祖、鷲住王の子孫、阿波脚咋別一族の始祖と文献があるとのこと。


海陽町の大山神社について


『大山神社由緒


当神社は、鷲住王を祀り申し上げ、宍喰町の開拓の祖神として古くから崇敬せられています。日本書紀によれば、鷲住王は第十二代景行天皇の曽孫に当たらせられ、履中天皇の皇后の御兄であらせられます。今を去る凡そ千五百有余年前宍喰地方に移住されて付近一帯をも開発統治したと伝えられています。』


私のなかで、

鷲住王=隣の香川県ですが、

徳島県の高知より、ほぼ高知に近い場所の古い大山神社にきちんと残されている名前に、

やはり、 昔から 川や海での行き来は当たり前にあったのだろうと 

そして、海部という地名も、

他の県外にもみられるが、船で

阿波から行き来がかなりあったのだろうと、再認識できました。


永原さんは、サーファーで、海部で育ち藍と出会われ、

たくさんのことを自身の五感で感じとって学ばれておられ、 感心しました。今回は、

その『智』を私たちにおしむことなく、伝えてくださり、感謝しています。



ーーおまけーー

このあと、急遽、永原レキさんの粋なはからいで、

隣の店舗のおしゃれカフェのお知り合いの店に連絡して、

予約してくださり、

美味しいランチができました✨

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海のみえるテラス、波のおとに体にいい美味しい食事、午後から 調査ガンバるぞー!!


                  続く♪








   


















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