近畿・東海地方の結節点に当たる米原市域は、古来より都と東国とを結ぶ玄関口としての役割を担ってきました。そうした社会的機能を物語るように、米原市やその周辺には、古代東山道や不破関などの“陸の道”、朝妻湊などの“湖の道”といった、歴史に名高い交通の要衝が集中しており、豊かな歴史を今に伝えています。また近年、不破関での発掘調査や、朝妻湊での水中考古学調査の進展により、その実態が次第に明らかになりつつあります。本シンポジウムでは、最新の調査事例を踏まえつつ、都と東国を結ぶ交通の結節点であった米原市域の歴史について議論を深め、魅力を発信します。
◉開催場所・会場
米原市役所コンベンションホール
◉開催日・期間
令和6年(2024年)7月15日(月曜日)
午後1時~午後1時10分 開会あいさつ
午後1時10分~午後2時 基調講演:近江 俊秀氏(文化庁 主任文化財調査官)
「古代交通と海の道・陸の道 ~水中考古学の発展に寄せて~」
午後2時~午後2時30分 事例紹介(陸):梶原 義実氏(名古屋大学大学院人文学研究科 教授)
「東国から近江へ~不破関の発掘調査と周辺遺跡からみた東山道~」
(休憩10分)
午後2時40分~午後3時10分 事例紹介(湖):中川 永氏(豊橋市美術博物館 学芸員)
「近江から都へ ~朝妻沖湖底遺跡と周辺の遺跡~」
午後3時10分~午後3時40分 事例紹介(文献史):太田 浩司氏(淡海歴史文化研究所所長、元長浜市長浜城歴史博物館館長)「文献・地形・地名から見た朝妻湊と交通」
(休憩10分)
午後3時50分~午後4時40分 トークセッション:陸と湖の歴史から読み解く古代交通 50分
司会:小野 千穂氏(フリーアナウンサー)
パネラー:近江氏、梶原氏、中川氏、太田氏(報告順)
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