【広島チーム】雁木タクシーを利用した実地調査(2025/5/17)
- 広島海洋文化遺産プロジェクト
- 5月27日
- 読了時間: 3分
我々は雁木に関心を持ち、今回雁木タクシーを利用した実地調査を行いました。朝の天気は雨でしたが天気が好転し、船での見学ができました。
1.雁木タクシーについて
NPO法人雁木組の取組です。今回は広島駅発、平和記念公園着の1時間コースでした。川の状態は満潮が278cm、干潮時が44cmでした。船長1人、ガイドさん1人、メンバー4人、先生1人で周遊しました。気温が高く、強い風が心地よく感じました。







雁木の特徴や歴史について、水上から見ることのできる貴重な経験となりました。
2.広島城学芸員さんにインタビュー
平成28年9月24日(土)放送のNHK「ブラタモリ ♯48 広島~広島はステキなシティ!?~」に案内人として出演された学芸員の本田さんに雁木に関する疑問点についていろいろと教えていただきました。
安土・桃山時代の遺構が残っていると聞いていた本川橋橋脚したの石組みが実は現在ではもっと時代が下がるものとの見方が一般的であると分かったり、事前に古地図を元に江戸時代の水汲場と現代の雁木をマッピングしていたものが概ね正しいことが確認できたり、本川沿いに江戸時代に複数あった「船屋敷」が市史に載ってるような「藩の水軍や水運を所管した役所」ではなく「藩の重臣の別荘」であることが分かったり、その他にもいろいろな雁木にまつわる情報や資料を提供いただき、大変勉強になりました。
3.調査の感想/今後に向けて
福島:川から雁木を見る貴重な経験となった。今後は、雁木をカテゴライズし、各々調査を行う等考えている。
やまだ56:雁木の用途や特徴も1つの観点として、発信することを考えていた。今回、雁木タクシーや学芸員のインタビューを通じてインプットしたものを整理したい。広島の島普請がいいかげんなものと知り、新たな発見となった。広島は古いものが残っていることが少なく難しい点もあるが、今後伝えていくことをしたい。
蔵ちゃん:実際に雁木を見ることで、江戸期の人々に思いを馳せた。昔の交通として、舟運があり、人と川の密接なつながりを感じることができた。
煎茶:貴重な機会となった。雁木の調査の現状を知ることができた為、今後次世代に残していく為の発信方法を検討したい。
雁木は400程度あると聴き、まずは商業の中心となっていた本川を支点に調査を進めたいと思います。今後は、雁木をいわばキーとして変遷を調査していきます。
活動期間も残り少なくなってきました。絶賛就職活動中ですが、その中でも後悔のないよう、また市民の方々に遺跡や遺物の関心を持ってもらえるように、残り3カ月ほど精一杯頑張ります!!!
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